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2010年10月

2010年10月31日 (日)

【彗星】関東地区・彗星ミーティング(3)

また続きを書きます。

門田邸を出てからは、この観測所が出来る前に使っていた、様々な観測ポイントを訪れる小旅行となりました。これが「門田さんの台車観測」であり、体験するため全て徒歩で巡りました。

団地の中の小さな公園や、大きな公園、それらがまず手軽な観測ポイントだったそうです。西に沈む彗星を観るときは公園の東端へ、東から昇る彗星を観るにはその逆で、というように、いくつも思い出深いポイントを教えていただきました。

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ここからは、かなり遠出の台車遠征です。荒川の土手を目指します。歩くだけでも大変なのに、これに相当な重さの望遠鏡を運ぶとなると、目が回りそうです。

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道路も、狭かったり、路面が悪かったり、車道に出なければならなかったり・・・・。それでも彗星を観たいがために、門田さんは台車を押して通った道です。

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最後の難関は、この荒川の土手を、望遠鏡を持って登ることです。私だったら(体力的に)、絶対無理です。。。。 でも門田さんは、涼しげな表情で、彗星を観た方向を指差します。やはり理屈じゃなく、情熱なんですね。十分それが伝わりました。

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さて、観測ポイント巡りを終え、最後は上尾市の丸山公園と、その中にある上尾天文台を訪れました。

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丸山公園内にはコスモス畑があって、満開でした!

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上尾天文台には、ドームと大きなスライディングルーフがありました。

口径40cmのフォーク式赤道儀のメーカーは、昔憧れだったカートン光学製でした。地元ですから受注しなくちゃですね。アドラブリック双眼鏡や、SUPER NOVA赤道儀が欲しかったが買えませんでした。スライディングルーフ内には4台の中型望遠鏡が備え付けられ、非常に立派な施設でした。17時の閉館時間を過ぎても、職員の方が対応していただいて、大変ありがたかったです。

全部で約6.3kmも歩きましたが、その時間もいろいろ天文話が出来て、本当に充実した一日でした。こういう機会を作ってくださった門田さん、そして楽しく話をしていただいた永井さん、吉田さん、佐藤さんに、深く感謝いたします。

2010年10月30日 (土)

【彗星】関東地区・彗星ミーティング(2)

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前回の続きを書きます。今回は、門田邸での内容です。

まずご自宅の隣にそびえ立つ、立派なコンクリートピラーとスライディングルーフに、すごーいの声。機能美を感じます。

門田邸にお邪魔しまして、まずは門田さんのお部屋へ。壁にはびっしり天文書があります!別の壁にはドライボックスがドカンと占めていて、カメラやレンズ、双眼鏡まで入っています。私にとっては、まさに憧れの部屋ですね~。

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まずはST-9が2台出てきました!パソコンも複数台あって、何かあってもすぐ観測体制が整うよう、バックアップ体制をとっていらっしゃるのです。このまだ最初のあたりから、「これはやはりスゴイ方だ」と思いました。

写真に写っているレンズは、タムロンのミラーレンズです。確かf=350 F=5.6でした。あまり普及していないのに、何故にミラーレンズかというと、反射式なので色収差が出ない事が理由だそうです。確かに赤外まで写ってしまう冷却CCDだと、望遠レンズでは色収差が抑え切れないですからね。こんなこだわりに、皆さんもなるほどと感心。

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さて、ではいよいよ観測所へ!。門田さんの部屋から一度ベランダ側に出て、折りたたみ式の階段を昇ると、そこはもうスライディングルーフの観測室です!

EM-200赤道儀のピラー脚は、高さ6mのコンクリート柱にしっかり固定されています。観測室の床は高床式になっているのです。床下で配線をされているので、床上はスッキリ!と門田さんから順番に説明をいただきます。

観測室自体は、門田さんの設計で近所の大工さんが作り、その上に既製のスライディングルーフを載せるという構造で、各所にアイデアがいっぱいです。

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スライディングルーフは南北に動き、東西の空は低空まで良く見えます!Img_8668s

こちらが南の空と、望遠鏡の写真です。黒い鏡筒は金属鏡筒のドブソニアンだそうです。

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配線類は、コルゲート(と私の自動車業界では言うのですが、一般名は何だろう?=>スパイラルチューブだそうです。)によってうまく束ねられていて、からみつく心配がありません。なお主鏡側にあるビニールは、ほこり除けだそうです。主鏡側には夜露対策のヒーターが巻かれています。

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これが接眼部側にST-9Eを装着したところ。ホントにケーブルがしっかり処理されています。ドブソニアンですから、ラック&ピニオンの普通の眼視用の接眼部ですが、ここは特に改造はされていないとのこと。左端はフードですが、風の強さなどで、3タイプの長さを用意されていました。このあたりもスゴイですね。

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そしてこれが、斜鏡と主鏡です。斜鏡にもヒーターが巻かれてあります。バッチリですね。

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望遠鏡制御は、普通のThinkPad、ノートパソコンでした。でもRS-232Cを使うために、ポートリプリケーターにドッキングしています。導入ソフトのステラナビゲータには、空を埋め尽くすような多数の彗星が表示されています。これで「海外を相手に競う観測数」をたたき出すんですねー。

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門田さん一人には十分な広さの観測室ですが、この日は大人が5人も入ったので、いっぱいになりました。皆さん、熱心な質疑応答が続いて、15時過ぎまで楽しませていただきました。

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最後の写真は、熱く語る門田さんと、EM-200 Temma2です。いやー、熟慮された観測システムや工夫には、ただただ素晴らしいと思うままでした。

まだまだ、彗星ミーティングの話は続きます。

2010年10月24日 (日)

【彗星】関東地区・彗星ミーティング!

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今日は、彗星会議で親しくなった関東在住のメンバー5人が集まり、

規模は小さく、でも内容は深い深い、ミーティングに参加してきました!

門田健一さん、永井佳実さん、吉田誠一さん、佐藤英貴さんと、ワタクシ南の5人。

んー、なんとも素晴らしい! 私以外は超有名人ばかり! 私を混ぜていただいて恐縮です。

場所は門田さんのご自宅です。初めてお邪魔させていただきました。

ご自宅の50mm(!?)脇に、地上6mまで上げたスライディングルーフが輝いていました。

中には巨大な25cm反射赤道儀とCCDカメラST-9E、そして工夫が施された補機類が

うまくまとまっています。全て門田さんの設計で、3ヶ月かかったそうです。うん素晴らしい!

そして門田さんの観測所の見学のあとは、荒川や、上尾市自然学習館や上尾天文台

と続くのですが、その話は次回に書きます。

今回の感想は大きく3つ!

一つは、やはり百聞は一見にしかずであることです。門田さんが彗星にかける熱い思いは

聞いてはいましたが、目で実物・実際の姿を見るとインパクトは強烈でした。

ホントに、とてもいい刺激になりました。

二つ目は技術的な点で、門田さんがCCDで撮影したバックグラウンドの夜空の明るさは、

16bit=65536段階のうち5万台を超えていたことです。

私はどこかの天文書で、「夜空の明るさは、そのカメラの階調の4分の1程度が目安」

と読んで覚えていました。

それゆえ、今の観測パターンは、20cmF10 × デジカメISO 1600 × 30秒露出

が定番となっていました。相模原の空は、これで一眼デジカメ12bit=4096段階の

4分の1程度まで明るく写ってしまうからです。

でも門田さんのお話を聞いて思い出しました。たしかCCD天体写真の第一人者

岡野さんの書籍に、「露出不足の写真をいくらコンポジットしても、画質は上がらない」

とありました。

明るい星がホワイトに飛ぶのは許容して、淡い彗星を狙うために、

もっと露出時間を延ばしてもいいかもしれません。

さぁこれで面白くなってきました。まるでロールプレイングゲームをやっていて、

新しい町にたどり着いた気分です。今まで「焦点距離2000mm×30秒ノータッチガイド

で、何十枚もコンポジット」なんていう笑われそうなスタイルを、

2年ほど安定して続けていました。

でも露出時間を延ばすためには、手動or自動ガイドの方法や、タイマー式の電子レリーズ

の導入など、やることがいっぱい出てきたということです!

新しいスタイルへの挑戦、楽しみです!

三つ目は、この集まった5人、それぞれ全く違うアプローチで、彗星と遊んでいるだな

と再確認したことです。彗星会議後のブログにも書いたかもしれませんが、

各々の好みのスタイルで、星に接すればいいのです!

私にも、私なりのスタイルが芽生えているのです!

(冷却CCDの良さを丁寧に教えてくださる門田さん、ゴメンナサイ。

 やはり私は14bitデジカメに走ってしまいそうです・・・・冷却CCDはその後で・・・・)

まだまだ書きたいことはいっぱいあるのですが、今夜はこのあたりで。

2010年10月 6日 (水)

【彗星】103Pハートレイ第2彗星、双眼鏡でも見える!

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                 (画像はステラナビゲーターver.8より作成)

昨夜に引き続き、今夜も良く晴れています!

ベランダ天文台は、気楽に稼動出来るのが良いところ。

今夜は平日なので簡素に、10×50双眼鏡でアタックしてみました。

結果、なんとびっくり、相模原からも見えました~。6等くらいかな。

かなり淡いですが、しっかり大きさはあります。30分くらいでしょうか。

逆にこれは、うちの20cmミードを向けると、高倍率過ぎて見えないかもしれません。

(10/2は見えませんでした。)

カシオペア座からたどりやすいところにいました。二重星団もそばにいます。

彗星ファンの皆さまからのメーリングリストでは、

やっぱりこの彗星、結構明るくなっているとのこと。

ただ、「デカイけど淡い」なんですね~。

17P/ホームズ彗星が拡散した時に似ています。

ただ今回異なるのは、ホームズ彗星は木星軌道くらい離れているのに

実際に大きく見えたので、実直径が本当に大きかったこと。

ハートレイ彗星は、いま地球に0.15AUと大接近中ですから、

実直径はともかく、みかけの大きさはデカイんですねー。

クリアな秋の空に、ありがとう!です。

2010年10月 2日 (土)

【彗星】103Pハートレイ第2彗星をゲット!

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これまで、なかなか天候に恵まれませんでしたが、今夜はようやく会えました!

これから明るくなると期待されている、ハートレイ第2彗星(番号103P)です。

画像中央に、淡いものがやや斜めに伸びているのが、ハートレイ彗星の約10分間の動きです。画像の左側が北です。

ちゃんと彗星を固定した画像処理をすれば、短い尾が写っていそうです。

もう、
 地球から彗星までの距離 : 0.175AU(=約2600万km)ですから、
 地球から太陽までの距離 : 1AU(=約1億5000万km)や、
 地球から月までの距離   : (約40万km)
と比べると、地球のすぐ近くにいることが分かります。

ですから、動きは速いです!

今はカシオペア座にいるこの彗星も、10日後にはペルセウス座に移ってしまいます。

ただ明日以降、あまり天気が良くないのが残念。

来週は晴れれば、「相模原星を観る会」の皆さんと、富士山に星見に行く予定です。

私にとって、久々に富士山まで行く移動観測になります。

少なくともこのブログを書いてから、一度も行っていませんから・・・・だいぶ経ちますね。

晴れを期待します!

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